お洗濯物を干す時に、手を上げると痛くて、ピンチに挟めない。
上着を着る時に、手を後ろに回すと痛い。
辛いですよね。
原因は、腕を肩に繋ぎ止めている筋肉が、硬くなってしまって起こる現象です。
その筋肉は、腕を、上げたり、横に開いたり、前に閉じたり、後ろに回したりするのに実際に働く筋肉です。
それらは、一つではなく、幾つかの筋肉が支えあい、協力して、この動きをしています。
それらの筋肉に、正確にアプローチをして、施術をしなければ、痛くなる事は有っても、動く時の痛みが無くなる事は有りません。
以前働いていた施術院で、ゴルフのレッスンプロが来院されて
「生徒さんに教える時に、肩が痛くてグリーンを腕を上げて指させないんだ」と仰っていました。
私は、「少し痛い所を触りますがよろしいですか?あまり痛いようでしたら、仰って下さい」とお断りをして、施術をしました。
痛そうにはしていましたが、何とか施術は終わりました。施術をしている時に、「冷たい飲み物はお好きですか?」とお聞きすると、とてもお好きなようで「ビールに氷入れて飲む位だよ」と仰いました。
やはり、と思いました。
経絡(けいらく)上で、肩の痛みが出る場所を照らし合わせると、小腸経(しょうちょうけい)の経絡上に有るのです。
皆さんも、ご存じだと思いますが、小腸はお腹に有ります。お腹は冷えると良くないですよね。
その経絡(気の道)は、手の小指の先から、腕の外側を上って、肩甲骨をギザギザに経由して,体の中を下がって行って小腸へ達するのです。
肩の痛みは、肩甲骨とか、肩の突端(肩峰)、肩甲骨のどこか良く判らない中の方が痛みます。そこには、先程、お話したように、小腸経の経絡があります。
ここを施術し筋膜をリリースすれば楽になるはずです。
肩の痛みは、信じられないでしょうが、お腹の冷えが原因の一つなのです。
レッスンプロは、施術後すぐに「お、グリーンを指せるぞ」と腕をしっかり挙げて仰いました。
お帰りの際、「冷たい物は控えて下さいね」と助言をさせて頂きました。
他にも、肩の痛みが強く、殆ど腕が上がらなかった女性が、毎週施術を受けて頂いていましたが、3か月後には、「ボーリングが出来るようになった」って、喜んで頂きました。
痛みがあって、運動に制限があるのは、とても辛いものです。
そのような方々が、少しでも楽になって頂いて、笑顔で楽しく生活して頂く事が、私の願いであり、仕事だと思っております。
日々精進して、皆様のお役に立てるように頑張ります。
宜しくお願い致します。